大人になれば自然に治るのは誤解。周囲の対応で場面緘黙を治す

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場面緘黙症は、大人になれば自然に治るというのは、誤解。

がらんとした教室

場面緘黙症は、家庭や家族の前では、普通に話せるのに保育園や学校で話せない症状が続きます。以前は、子どもの病気で成長とともに自然に治ると考えられてきました。

 

だから「大きくなったら治るよ」「自然に治る」と誤解している親や教員も多いのですが、実際には、大きくなったら絶対に治るとも限らないし自然にそのうち改善するとも限りません。早期に発見し支援する必要があるのです。

 

場面緘黙は、コミニケーション障害?発達障害?それとも精神障害?

 

最近は、発達障害と同じような扱いで分類されることも多いのですが、場面緘黙症は、コミニケーション障害でも発達障害でも精神障害でもコミニケーション障害でもありません。先生や親でも間違った解釈をしている人が多いですし、医療関係者であってもよく理解されていないのが実情です。

 

同じ場面緘黙症でも症状が軽い子重い子がいます。そして理解されていないまま間違った対応をされている子の多くが、一歩踏み出せずにいます。緘黙症の子は、話をしたいのです。みんなと同じようにおしゃべりできたら楽しいだろうな!と心の中でいつも思っています。

 

でもそれがすぐ出来るようになったり話せるようになるとは、限りません。何故ならそれが場面緘黙症だからです。お話したいことおしゃべりしたいことは、いっぱいあるのに言葉が出てこない苦しみは、本人(当事者)しか理解できないことです。


保育園や学校の先生にお願いしたい緘黙児の対応

海の貝殻

場面緘黙症の子は、与えられた課題を何もいわずに静かに済ませてしまいます。ことばで話したり特定の場所での会話は、苦手ですが、絵や文字を書くこと表現することは、好きな子が多いようです。器用貧乏なので、問題なくそつなくこなせます。でもそのままでは、声をかけられる機会が、少なくなってしまいます。

 

場面緘黙症の子は、先生に声をかけてもらえることが、ダイスキです。先生見てもらいたい!先生に褒めてもらいたい!そんな気持ちは、人一倍強いです。

 

緘黙症の子供の接し方

 

その他大勢としてでなく「〇ちゃん色使いキレイね」「〇ちゃん髪の毛切ったの似合うね」「〇ちゃん(一文字だけ上手な字を見つけて)この(の)の書き方大人みたいに上手ね!!」などと具体的に褒めてあげてください。

 

 

最初は、ニコリともしずにかたまっているかもしれないし無視されるかもしれません。そして声を何回かけ続けたから症状が、解決するという単純なものでもありません。だけど辛抱強く気長に接してもらえるとうれしです。

 

声をかけられたり褒められてニコっと笑う子もいればどうしていいかわからず固まるか無視するか黙って下を向く子もいます。

貝拾い

でもホントは、声をかけられてうれしい気持ちでいっぱいになっています。何か答えたいけど上手く言葉が出ないと頭の中でぐるぐる考えているはずです。先生に声をかけられることで、心の中が満たされていきます。どうしてこんなことが言えるのかというと私が、当事者だったからです。30年経っても40年経っても学校の先生が、声をかけてくれたことを忘れていません。

 

学校の先生の態度でお友達も声がかけやすくなる

時計

 

担任の先生は、何人ものお子様を見なければいけないので、1人だけ特別扱いをするわけにはいきませんが、自然にクラスのみんなと同じように接してあげてください。先生の面白い話先生の思い出話先生の失敗話をクラスのみんなと笑って聞くのが、楽しんでいます。クラスメートと会話はできませんが、自分がここにいてもいいという居場所を少しずつ見つけてくことができます。教室の中で話すことは、できませんが、みんなの話をとてもよく聞いています。