かんもく症になった原因

かんもく症になったきっかけと原因

厳しい父親

私が、かんもく症になったきっかけは、引っ越しと転園でした。そして思いあたるのは、厳しかった父親の存在です。

 

子供によって家庭環境が違い性格や気質が異なるため、何が原因で発症するのか不明なことが多いようです。内弁慶や人見知りとは、恥かしがり屋とも違います。見ず知らずの人と話すことが苦手というのも違います。

 

家では、普通に話せるのに、学校や保育園など特定の場所や人物の前では、一切話せなくなる状態が、1ヶ月以上続きます。英語では、SelectiveMutismと呼びます。YouTube動画を見た時、自分を見ているみたいだと思いました。

 

場面緘黙をジェスチャーで乗り切った幼児期

 

幼い頃、かんもくでしたがジェスチャーなどで乗り切り成長と共に克服できたためどうして話せなかったのかモヤモヤした気持ちをまったまま大人になりました。

 

 

自分が、かんもく症だったことは、世界仰天ニュースで知りました。そして「SelectiveMutism」で検索して見た動画を見て、「彼らや彼女たちの困っている姿は、おなさい頃の私だ!」と思いました。家庭では、元気に話せるのに、一歩外に出るとまったく声を発することができないのです。

 

 

 


選択性緘黙と全緘黙について

子ども

緘黙症には、選択性緘黙と全緘黙があります。場面かんもく症(ばめんかんもくしょう)を一昔前まで選択性かんもくと呼んでいましたが、同じ意味です。選択性と聞くと患者が、話す場所と話さない場所を選んでいる印象ですが、そうではありません。

 

特定の場所(学校や保育園・幼稚園)などに行ったときや特定の人の前では、まったく話すことができない状態です。私自身は、家庭では、普通に話せていたので選択性(ばめんかんもく)です。

 

家でも外でも話せない子の中には、親や先生の間違った対応で全緘黙になる子もいるそうです。二つに共通していることは、周りから話を強要されることに対し緊張したり敏感になっていることです。

 

話す能力がないわけではありません。耳が聞こえないわけではありません。わざと反抗して声を出さないわけではないことを理解してください。

 


幼児期に発症し小学校中学校で不登校になるケースも

幼児期に発症しやすい場面緘黙症。かんもくで悩むお子様の数は、少ないせいかあまり知られていません。

 

親も先生も正しく理解していないため保護者も教師も正しい対応ができない場合があります。

 

症状が改善するどころか全緘黙になり家庭でも話せなくなることもあるようです。家庭でも学校でも口がきけないため人間関係をうまく築けないまま小学校中学校で不登校になるケースも少なくありません。

 

<<場面緘黙を理解する本>>

場面緘黙へのアプローチ [ ローズマリー・セージ ]

場面緘黙Q&A [ かんもくネット ]

私はかんもくガール [ らせんゆむ ]