場面緘黙症の理解と大人になるまでに改善させる方法

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場面緘黙症の子供を正しく理解し大人になるまでに改善させる

教室の机

もしあなたのお子様が場面緘黙症だったら緘黙症について正しく理解されることが大切です。家では普通に話せるのに学校や保育園で話せないわが子は、反抗しているわけでも、わざと声を出さないわけでもありません。本人は、人前で話したい気持ちがあるのに硬直してしまいまったく声が出なくなるのです。誰かを困らせたいとか親や先生に迷惑をかけたくてしゃべらないわけではないことをまず理解してください。

 

小さいお子様が、このような状態に陥った場合、親としてとても不安になり心配の種だと思いますが、話すことを強要したりプレッシャーをかけることで本人は、どんどん萎縮しもっと話せなくなることがあります。学校や特定の場所のみ話せなかった子どもが心を閉じてしまい家庭でも話せなくなる全緘黙になるケースもあるのです。

 

保護者の方は、場面緘黙症の子供を正しく理解することが改善への近道です。


言葉を話したり理解する能力は、正常な場面緘黙

積木で遊ぶ

緘黙症の子供たちは言葉を話したり理解する能力は、正常です。特定の場所や人の前では一切言葉を発することができないため「耳が聞こえていないんじゃないか」「失語症と同じ?」そんな誤解をされる方もいますが違います。

 

ただ幼児で発症した場面緘黙は、放置して治るわけではありません。親は、子どもの症状を理解し正しい対応で接することで改善につながります。幼稚園保育園の入園をきっかけに発症しやすいといわれていますが、間違った接し方を親がしたために全かんもくになったまま大人になる事例も珍しくありません。(※全緘黙は、家庭でも外に出ても全く話せない状態です)

 


子供のときの正しい対応が改善につながる第一歩

こども

私が、選択性緘黙症だったのは、保育園の3年間と小学校に入学してから・・。当時は、場面緘黙症ということばもなく今のようにインターネットやスマホもない時代なので両親も悩んだと思います。50年間私の周りで同じような症状だった人に会ったことがありません。だから私自身「かんもく」の言葉も知らずに生きてきました。

 

今も電話や話すことは得意ではありません。だけど家で話せるのに保育園に行くとまったく話せないことに対して保育園の先生の対応も間違っていたし親の対応も間違っていました

 

当事者である本人は、小学校中学校高校と集団生活で長い間辛い思いをしなければいけません。

 

周りからも、「どうして喋らないの?」と何度も言われます。話したいのに話せない私は、どれだけ傷ついてきたかわかりません。緘黙は、自然に放置して治るほど簡単なものではないですし不登校や引きこもりにつながることもあります。私のように小さいころの緘黙を50代になっても後遺症のように引きずってしまう人もいます。

 

社会人になり就職しても人間関係がうまく行かなくなり職場で孤立し退職しなければならない人もいるほどです。本人の性格の問題や家庭のしつけ育て方・家庭環境だけが問題ではありません。正しい対応が改善につながる第一歩だと思います。